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~主婦スキルを高齢者サービスに生かそう~

主婦の料理スキルを生かす道

主婦業経験者が介護現場で求められやすいのは、普段から行っている家事の経験を生かすことができるという点が大きいでしょう。掃除や洗濯、家族の世話といった経験は着実に介護現場に生かすことができます。

主婦たちの中でも、何が自分の特技かや何であれば好んでできるかということを考えると「料理」という人も多いでしょう。もし料理好きであれば、その興味を生かして介護現場で働くことができます。

実際、介護施設のスタッフとして働く場合、食事介助は重要な業務になってきますが、その食事は施設内で用意していることが珍しくありません。もし料理スキルを介護に活かしたいのなら、調理師免許を取得して高齢者に提供する食事の調理を担ったり、管理栄養士の資格を手に入れて高齢者ごとに適して食事の献立を作ったりすることを仕事にするといいでしょう。

また、食事の外注をする介護施設も多くなってきているので、外注先の業者で働いて間接的に介護に関わっていくという方法もあるでしょう。そして資格の取得を通して学んだ知識は、カウンセリングに生かすこともできます。高齢者の食事についての相談や指導の業務を家族に対して行うのも介護施設では重要な業務であり、専門家となることで現場で重宝されるようになるのです。

栄養学などについて学んでいる有資格者だというだけで、利用者さんのご家族からも信頼を受けられるようになる可能性は十分にあります。料理に興味があるならもう一歩踏み込んで、調理師や管理栄養士の資格を取得してみると活躍する機会を増やすことができるでしょう。